1983年 ESO卒業
1984~1992年 J.P.Barral D.O.と一緒に内臓セミナーを講義
1985~1990年 ESOで教師(イギリス)
1986~1992年 CIDOで教師
1993~1998年 WSOで教師(ウィーン)
2000年~ COFで教師(パリ)
2001~2006年 OSDで教師(ドイツ)
2002~2006年 CSOで教師(ローマ)
2001年~ セント・ペテルスブルグ医科大学のオステオパシー学校の教師。
ロシアのオステオパシー専門誌:オステオパシー・ジャーナルの主筆
2003年~ シャンベリーの身障児・恵まれない子供たちのためのオステオパシー
クリニックDONEの院長
WOF会長
パオレッティD.O.の言葉
「オステオパシーテクニックでファシア(筋膜)に関係しないものは全くありません。施術者が患者のどの部位から施術するにしても必ずファシアを介在することになります。ファシアは、全てのオステオパシーテクニックを繋いでいるのです。ファシアは、病気に対抗する防御の出発点であり、様々な外傷(トラウマ)は、ここのレベル(ファシア)に記憶されます。今回のセミナーの目的は、ファシアの全ての繊細な面、機能、活動を紹介することです。発生学、解剖学、生理学、生物学の学習を通してセミナー参加者は、ファシアに関係する様々な治療の可能性を発見するでしょう。またセミナーでは、ファシアに関する最新の研究を紹介します。これにより治療の可能性を更に広げることができるでしょう。」
健和トータルケアの施術者も、施術の中でよく「膜」という言葉を使いますが、これは、オステオパシーを勉強し、多くの臨床を積んできて、 人の体の健全な働きにおいて、「膜」の働きがいかに大きな役割を果たしているか、実際に幾度と無く、その重要性を認識してきたからであり、 今回のこの8月の研究会は、まさに、「THE FASCIA」(筋膜)と銘打たれた 膜に関する研究会なのです。
筋膜に関する研究会というと、人によっては「筋肉をほぐすようなことを勉強してくるのかな?」とお思いになられそうですが、そうではなく、 筋膜といったとき、それこそ筋肉を包む膜から横隔膜や内臓を包む膜など、 人体におけるあらゆる膜をその研究の対象としており、その内容は非常に奥深いものでした。
オステオパシーにおける膜に対する考え方は、少々、基礎医学的知識のない方にとっては難解なところがあり、 聞きなれないこともよく出てくるかもしれませんが、そうしたことの詳細については、過去のコラムなども参考にして頂ければと思います。
健和トータルケアの施術者は膜に関して多大な関心を抱いてきただけに、 今回のこのパオレッティD.O.の研究会は、非常にためになりました。
世間はお盆ですが、私は朝から晩まで缶詰状態でした。^^まあ、好きでそうしてるんですが・・・。^^ 人の体に関わろうとすれば、死ぬまで研究し続けるというのが、まっとうな治療家としての態度だと思います。